Libelle が来た! (4) 胴体型取り2

こんにちは

胴体接続部の成形が続いています。
前側と後ろ側を滑らかに繋ぎたいのですがなかなか苦労しています。

先ずは左側です。

一旦はサフェイサーを噴いて面仕上げが終わったつもりだったのですが、繋ぎ部分に僅かな凸部があったのでそこを改めてサンディングしました。

接続部に張り付けたガラスマットの表面まで削り込んだので、マットの中に残っていた気泡部が出て来ました。
面形状が整ったところで気泡部にパテを盛り込んでおきました。
パテが乾いた後、800番辺りから1500番までサンディングし、さらにコンパウンドで表面をツルツルにします。

続けて右側です。

こちらは結構な手術になりました。

凸部が目立ったので、その前後をこのように切り取りました。
この開口部は後の本番に開ける開口部よりも狭い範囲なので練習のつもりでやってみました。

ここに2mmバルサを張り込んで面を出します。
周囲に貼ってあるのはバルサを支える受け木です。

次に部分的に梁を渡します。
取り付け位置は少々適当です。

接着剤が固まるまでしばらく待ちます。

次に2mmバルサを貼っていきます。

バルサは一方向に曲がり易く簡単に曲面が出ます。

バルサの端はアルミテープで止めます。
アルミテープは自身で剛性があるのでバルサの浮き上がりを押えてくれます。

孔が塞がりました。

接着剤が固まり、アルミテープを外しました。

バルサのみだと表面が柔らかく少し心細かったので、この上にガラスクロスを一層貼ることにしました。

クリアシートを胴体に張り付け、ガラスシートの外形をマークします。
クリアシートは静電気で胴体にしっかり張り付くので作業は簡単です。

クリアシートを机に広げ、ガラスクロスをマークに合わせてはさみで切り、シートの上でクロスに樹脂を含侵させます。

作業中の写真を撮るのを忘れましたがクロスを貼りました。
サロンパスを貼る感じです。

このままではクロス目が表面に残りますので、パテを盛り、表面を滑らかにします。

パテが固まるまでしばらく放置です。

その間に、胴体左側で型作りの練習をしてみました。

型は胴体の外面にガラスクロスを張り付けて作ります。
それを補修開口部の内面に張り付けてガラスクロスを積層するベースにします。
胴体の本来のクロス積層数は5層ですが、型の分だけ積層数が多くなります。
その分、重量増となりますが仕方ありません。

練習は接続部後方の健全な表面を使います。

先ずは型取りする部分をコンパウンドでツルツルに仕上げます。

続けて表面に固形の離型剤を数回塗り込みます。

離型剤を一度塗ったあとしばらく乾燥させ、その後に2回目を塗ると離型剤の乗りが良くなるような気がしました。
結局、5回塗りました。

次にガラスクロスを貼り付けます。

四角い枠の左にはクロスを2層重ね、右には1層重ねて、テストピースの剛性の違いをみることにしました。

クロスは♯92125です。

クリアシートの上に裁断したクロスを乗せ、樹脂を含侵させます。
スクレーパーで広げたあと余分な樹脂は取り除きます。
できるだけ少なく塗付します。
これくらいの広さで樹脂の使用量は約10グラムです。

これは2枚目のガラスクロスを重ねたところです。
クリアシートはきれいに剥がれます。

ローラーでクロスを押し気泡が残らないようにします。
この作業、かなり楽しいです。

左が2層、右が1層です。

さて、どれくらいの剛性のテストピースができるでしょうか。

つづく

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