ベンツ W124 メーターパネルのLED化

こんちには

長らく作業が止まっていたメーターパネルの修理ですが、やっと完了しました。

メーター正面の塗装まで終わっていたのですが、LEDへの換装で止まっていました。
一つ目を試作したのですが、電流安定化の抵抗を入れるのを忘れており、ついやり直しが面倒になっていました。
やる気を出せばそれ程時間は掛からなかったはずなのですが。

ということで作業内容です。

先ずは、透明の導光板の取外しです。

押さえのプレートがケースに四箇所で溶着してありますので、溶着の頭をドリルで削り飛ばします。
このとき導光板の孔の中に突起が残りますので、次に透明板を取り付けるときの位置決めピンとして利用します。

取外した導光板です。

入光部分が溶けています。

元々はコ形状の綺麗な三平面になっているのですが、規格違いのウェッジ球を入れてしまうとこうなります。
本来は12V 3Wですが、暗いからといって12V 5Wを入れてしまうのですね。
国内では12V 5Wが普通に売られているためのベンツアルアルです。

こうなると3Wのウェッジ球でも使えませんので必然的にLED化です。
まあ、導光板が健全でもLED化される方も居られますが。

先ずは、導光板の不要部分を切ります。

LEDを三個だけ使用するように幅の狭いこの部分で切ります。
オルファのマイクロ鋸刃が便利です。

次に切断面を磨きます。

ペーパーで、600番、800番、1000番、1200番、1500番と進めて行き、最後はコンパウンドで磨きます。

LEDの入光面がクリアな方が明るくなるかと思ってミラー仕上げしましたが、後で計器盤に移る光の様子を見ますと、LEDの数が割とよくわかります。
ということは、この面は1200番とか1500番とかで止めておいて、すりガラス状にした方が光が拡散して良いかもしれません。
次の機会があれば試してみようと思います。

次にLED基板を作ります。

押さえプレートの凹部に丁度収まるように市販の基板をマイクロ鋸刃で切り出します。
そこに三つのLEDと抵抗を配置します。

LEDの二本の脚は基板の表裏面に跨ぐようにし、基板の表裏ではんだ付けします。
抵抗はLEDのプラス側に配置します。

LEDは赤矢印の様に置きました。
これで導光板のY形の先端にある反射部がほぼ均等に照らされるようです。

LEDは直径3mmの砲弾タイプなので、ちょうど導光板と同じ厚さに収まります。

LEDの脚が変に曲がっているのはご愛敬。
次回作ることがあればもう少し綺麗になるように長さ調節します。

基板は、また取外して修理することがあるかもしれないので、ボンドG17で押さえプレートにチョン付けしました。

簡単な回路ですが一応図示してみました。

LEDは、3mmΦ砲弾型 電球色 3.2V 20mA、抵抗は6分の1W 150Ωです。

この回路ですと電流が16mAとなり、三つのLED合計で約0.15Wです。
ウェッジ球の3Wと比較すると発熱もなく随分な省電力になりますね。

基板には二本の導線を接続し、ウェッジタイプの端子に固定します。
赤がプラス、黒がマイナスです。
導線の長さはこの半分もあれば十分でした。

端子はこのように取り付けます。

図のようにプラス・マイナスを合わせます。
LEDには極性があるので逆に付けると点灯しません。

これでLED部分は終了です。

ついでに外気温度計を修理しました。

メータの温度表示部には最近では何も表示されなくなっていました。
案の定、電解コンデンサが液漏れしています。

この電解コンデンサと隣のポリエステルコンデンサを交換しました。

電解コンデンサは 16V 47μF、ポリエステルコンデンサは 4700PF 100V耐圧のものです。
交換した電解コンデンサは105℃耐熱のものを使いました。

二つのコンデンサを外しました。

なかなかひどい状態ですね。

漏れ出た電解液により、赤丸の導通部が溶けて無くなっていました。
写真はありませんが抵抗から切り取った余分の導線部分を利用してこの部分を繋ぎました。

その他の黒い汚れはアルコールを付けながら時計ドライバの先で突いて落としました。
幸い導線の切断はありませんでした。

修理完了後の基板です。

電解コンデンサには取付極性がありますので注意です。
写真の様にサイドの白帯を外向きにします。
ポリエステルコンデンサには極性はありません。

それからもう一つ、LEDの明るさを調整するボリューム端子のはんだ付けが取れそうになっていたので修理ました。

この銅板製の端子は、なぜか本体から離れるように曲がっていて、端部を本体の端子にグイと近づけた状態ではんだ付けしてあります。
例えば、過熱したときにはんだが溶けて断線するようにヒューズ機能を持たせてあるのでしょうか?

取り敢えず大きな洗濯ばさみで端子と本体を挟みながらはんだ付けしました。

これでメータパネル完成です。

手前の透明プレートとメーターケースは再度の分解時に楽なよう上辺のみ両面テープで貼りました。

下は、今まで使っていたカビの出ているもの。
パネルがスッキリするとメチャメチャ気分が良いです。

点灯してみました。

メータの上部が反射で光り過ぎているようですが、まあこんなもんかな。
外側の光が少し強いので、真ん中のLEDをもう少し内側に向けるとよりgoodでしょうね。

電球色のLEDを使ったので色合いもオリジナル通りで良い感じです。
明るさも変に明る過ぎず程良いレトロ感が出ています。

明るさ調整のボリュームも効きますし温度計も復活しました。

昨年の12月からえらく時間が掛ってしまいました。
こんなであればもう少し早く仕上げれば良かったですね。

山崎

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