小松基地航空祭
こんにちは
小松基地航空祭に行って来ました。
学生グライダーの全国団体である日本学生航空連盟が昨年より小松基地祭に参加させて頂いています。
最近の各大学航空部の部員減少傾向を何とかしたいということで、グライダー活動の宣伝が目的です。
その実動部隊が、普段は福井空港で訓練している東海・関西地区の学生・OB団体です。
具体的に何をするかと言いますと、約20分間の飛行展示と地上でのグライダー展示です。
グライダーは、曳航機に曳かれて福井空港からフライインし、上空で簡単なデモを行ったのち着陸せずに福井空港に帰ります。
ただ、残念なことに今年は台風の影響で飛ぶことができませんでした。
ということで地上の様子です。
渋滞を避けるために福井空港を深夜2時に出発し、5時に基地内に入って準備しました。
グライダーの展示場所は、メイン会場であるエプロンからはかなり離れた場所です。
自衛隊主催の紙ひこうき大会会場の横です。
ここで、グライダーのコックピット搭乗と、Tシャツ・スチレン機の販売を行います。
でも、お客さんは皆足早にエプロンの方に行ってしまいます。
あちらにはカッコいい戦闘機がいっぱい並んでいますからね。
私もこの日は地上で売り子さんです。
呼び込みは、お中から声を出さないと直ぐにのどを痛めてしまうので注意です。
合間を見てエプロンに行ってみました。
相変わらずすごい人です。
これでも台風の影響で人出は少ない方で、去年はアスファルトの地面が見えないぐらい沢山人が居ました。
おー、泣く子も黙るアグレッサーのF15です。
今年から小松常駐となりました。
アグレッサー部隊は自衛隊内で敵方役をする飛行部隊です。
仮想敵国の飛行特性を日々研究しており、全国の飛行部隊を回って実戦教育します。
この部隊のパイロットは全国部隊からの選りすぐりでとにかく強いそうです。
F15といえば普通グレー一色ですが、アグレッサーの所属機は各機バラバラの迷彩塗装です。
前席のヘッドアップディスプレイのカバーに赤い星のマークがあるのがわかりますか?
人だかりがしていて流石に人気と思えばモデルさんの撮影会でした。
誰が言い出すのか、航空祭と言えば必ず企画される定番行事ですね。
ブルーインパルスも来ていました。
機体はT4という複座訓練機です。
F15に比べるとずっと小柄で、エンジン音もマイルドです。
殆どのお客さんはこれを見に来ていると言ってもいいぐらいの人気です。
格納庫の中ではF15の車輪の出し入れのデモが行われていました。
3カ所のジャッキポイントを専用のジャッキで支え、整備士の方が座席に座ってギアの出し入れ操作をします。
「ギーー」とかいうのんびりした音ではありません。
「ガタンッ、バコンッ!」 で終わりです。
他の飛行機と比べて極端に早く、3秒ぐらいで格納が終了します。
離陸後、直ぐにギアを格納して加速するためでしょうね。
このあとブルーも飛びました。
ただ、残念なことに小雨が降りだし、視程も悪くなったために水平飛行の課目だけになりました。
強風が吹いていたのですがフォーメーションが殆ど乱れないのは正に神業ですね。
普段、私は晴れ男なのですが、今年はあいにくの天気で、私も多くのお客さんもちょっと消化不良に終わってしまいました。
来年はまた晴れるといいですね。
山崎