模型2 ASK 13

先日、事務所に寄ってくれた友人からグライダーの模型を頂きました。

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実機は、ドイツ アレキサンダー・シュライハー社製のASK13型です。
この機体は、東海・関西地区の大学航空部の合宿でポピュラーに使用されている複座練習機です。
胴体は鋼管フレームに布張り、翼は木製の骨組みに布張りです。

操縦に癖がなくて失速し難く、殆どの状況で錐もみには入りません。
そのため、東海・関西地区の学生訓練では、殆ど全ての学生がこの機体で初単独飛行に出ます。

このキットはチェコ製です。
1/72サイズで、翼を広げて20cmほどです。

日本のプラモデルと比べて、パーツの作りはすごく大雑把です。
翼を胴体に付けるにも、胴体への差し込み構造はなく、翼の端面を胴体の側面に押し当てて面で接着します。
そのための接着剤も入っていません。
なので、左右の翼に渡ってかんざしピンを通すか、強力なエポキシ接着剤などで翼の面を張り付けるかです。

その一方で凝っているのが内装パーツです。

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ステンレス板にパーツがエッチングで切り抜かれており塗装までしてあります。
メチャメチャ細かいです。
これを狭いコックピットの中に接着しなければなりません。
外国の模型って、こういうところに力を入れるんですね。

でも、例えばシートベルトの部品なんかはそれなりに厚みがあるので、曲げて取り付けようとすると塗装が剥がれてしまうかもしれません。
そしたら上塗りすればいいということなのでしょうね。

また、取説のページが多いです。

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組み立て図面は2ページ程ですが、デザインのページが裏表合わせて6ページあります。
やはり、細かな所に注力するのが外国の模型なのかもしれません。

さすがに短時間で組み立てることはできませんので、今回はパーツの写真だけで失礼します。

山崎

 

 

 

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