カーエアコンのガス充填

ロードスターがウチに来て約2年が過ぎましたが、当初からエアコンが不調でした。
基本的には屋根を開けて走る車ですし、1600ccのエンジンなので、エアコンが動いたとしてもスイッチを入れた途端にアクセルが重くなりそうです。
ということでエアコンの不調は放置しておりました。
ところが、さすがに今年の暑さには我慢できそうになくエアコンが復活するかどうか試してみました。

コンプレッサーの軸は手で軽く回るので、コンプレッサーはまだ生きている感じです。
なので、やることはエアコンガスの充填です。
充填するガスは134aガスで、代替フロンガスです。
ネットで調べてみますとモノタロウで200グラム缶が300円で売られています。オイルも600円です。
これを充填するゲージ付のチャージホースも手に入ります。
こちらは真空ポンプとセットで1万2800円、チャージホースだけなら2500円です。

1708196

少し値が張りますが、もしかするとエアコン配管の漏れを確認するかもしれないので、真空ポンプもセットで買いました。

ガスチャージのホースはこのようにセットしました。

1708195

黄色のホースの先端にガスボンベを繋ぎ、青いホースをエアコン配管の低圧側配管、つまり、コンプレッサーの上流側に繋ぎます。
ゲージが2つもついていてなんか恰好いいのですが、今回は、結局ゲージの圧力は見ませんでした。理由は後で。

1

低圧側バルブのキャップを外し、中央の虫ゴムの軸をドライバーの先で押してみます。
プシュッと音がしながらガスが放出されました。
ということは、ガス配管の内部にまだエアコンガスが残っているようです。
配管の接続部などで漏れがあるとおそらくガスは完全に抜けるはずですので、自然にガスが減っているだけの可能性があります。

1708193

ガス充てんを行う場合、正式にはガス配管の真空引きから行います。
つまり、ガス配管のガスを全部抜き取り、配管の内部を真空引きして一定時間保持します。
これで配管内をリセットし、真空状態が維持できれば配管の漏れがないことも確認できます。
漏れがあると、せっかく充填したガスが直ぐに抜けてしまいます。

配管に充填するエアコンガスの総量は、圧力ではなく重さで決まっています。
このロードスターは600グラムです。
ですので、配管の内部を一度カラにしてから適量を入れるのが正しいやり方です。
充填量には許容範囲がありますが、出来るだけ許容範囲の真ん中にしておくのが安心です。

しかしです、この真空引きは出来ませんでした。
真空引きするときにはコンプレッサーは動かさないので、上の写真の低圧バルブと高圧バルブの両方にホースを繋ぎ、つまり、コンプレッサーの上流、下流から真空引きします。
高圧側バルブと低圧側バルブとは意識的にサイズが違えてあるのですが、買ったキットには、高圧側バルブに合うジョイントがありませんでした。
オイオイ!

そこで、合うジョイントを手配して、とかいうことはせず、まあ効かなくて元々ですので、取り敢えずガスチャージしてみることにしました。

1708197

黄色ホースの先端にガス缶を接続し、緑のノブを回してガス缶の口に穴を開け、ガスを送ります。
まず、一缶分だけ充填します。
ガス缶に穴を開ける前に、チャージホースの中の空気を排気します。
配管の内部に空気が混じっていると、空気中の水分が凍結して配管を詰まらせたり、錆び発生の原因となるからです。

チャージホースのガス缶側のジョイントを少し緩め、エアコン配管からチャージホースを通して配管内のガスを放出します。
シュッとガスが抜ける音を確認してジョイントを締め直し、ガス缶に穴を開けます。

1708198

ガスをチャージする場合にはエアコンスイッチをオンし、温度を最低設定、ファンは最大で回します。
ガス缶に穴をあけると直ちにガスの充填が始まりました。
ガス缶には液状の134aガスが入れてあり、幾分かが気化して所定の高圧に維持されています。
ガス缶を立てた姿勢にして、缶のガス圧で液体のエアコンガスを充填します。

しばらくすると、嬉しいことに送風口から冷たい風が出始めました。
いい感じです。
1本充填するのに約5分。
少し冷え方が少ない気がしたので2本目を充填しました。
この辺り適当です。

そのあとエアコンガスと同じ要領でエアコンオイルも入れました。
エアコンオイルはコンプレッサーの各部を潤滑するためのもので、数年に一度入れるぐらいのものです。
作業時間は約1時間でした。

ガス充てん後2週間ほど過ぎましたが今のところ冷え方は良好です。
多分、ガスは少しずつ抜けるでしょうが、ガス缶もまだ残ってますし今回要領がわかりましたので次はもっと早く充填できそうです。

ただ、その時には幾らかのエアコンガスが空中に放出されてしまったことになるのですが、環境保護の観点からはちょっと考えてしまいますね。

山崎