ロードスター最後の整備

こんにちは
何度か登場しているロードスターですが、この度知人に譲ることになりました。
そこで、ストックしていた部品を取り付ける整備を行いました。

まずは、フロント左右のハブベアリングです。
現在の走行距離は18万5千キロ。
特に異音が出ていることはないのですが、部品は新しい方が快適です。

交換前の右フロントです。
ここから、ブレーキユニットとブレーキローターを外します。

ブレーキユニットを外しました。
ボルト2本で止まっているだけですので直ぐに外れました。
写真は、続けてブレーキロータを外そうとしているところです。
向う側にあるハブの表面と固着しているので、その為に設けてあるボルト孔にボルトをねじ込み、ブレーキローターをこちらに引きはがす作戦です。

ローターを外し、ハブベアリングの中央に止まっているナットを外すと、ハブベアリングが軸から抜けます。
ちぎれて写っているのは、ハブベアリングについていたキャップです。
ナットを外すためにキャップを取るのですが、単に嵌め込んであるだけなのに固着していて抜けません。
替えの部品があるので気にせず破壊しました。

左は新品です。
ハブとベアリングが一体になっていて、ベアリングだけ交換することはできません。

サスペンション側の軸です。
製造から23年経っていますがピカピカで驚きました。

新品を取り付けたところです。
センターのナットを200Nmで締め付けます。
作業はボルト・ナットの着脱だけですのでそれほど難しくはありません。

続けてブレーキパッドも交換しました。

オレンジの2枚のパッドでブレーキロータを挟む構造です。
右側の丸い部分にピストンが入っていて、ブレーキを踏むとピストンが油圧で押し出され、ローターを締め付けます。

完成です。
このあとタイヤを付け、ジャッキを下ろします。
片側の作業時間は試行錯誤もあって2時間くらいでした。

最後に、ちょいと恥ずかしいですが。

思えば、ロードスターに座って写真を撮ったのはこれが最初で最後になりました。
この3年半で24,000km走行し、現在は185,000kmです。
特にB6エンジンは丈夫で、製造後23年経ちますがまだまだ走れそうです。
あっという間でしたが走るのも整備するのも大変面白いクルマでした。

山崎

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