RADO クォーツ時計の修理 4

続きです。

山崎:

おはようございます。
ケースのクリーニングやってみました。
油と錆の混じったものが取れるとスッキリしました。

写真だと細かな傷等が目立ちますので、あと少しペーパーを掛ける予定です。
パッキンは写っていませんが、できるだけ汚れを落として再セットします。

それにしても、表ケースは傷がなく綺麗ですね。
チタンか何かでしょうか。

 Aさん:

おはようございます。
最初のゴミや汚れにまみれていたものから大変身ですね。
こんなに早く進めていただいて有難うございます。

注)
少しだけ調べましたら、RADOのケースは、1962年に、当時工具として使用されていた「ハードメタル」を時計の素材として使ったのだそうです。
タングステンカーバイド WC とか、コバルト Co が多く含まれているのでしょう。
モース硬度は8だとか。
因みにダイヤモンドはモース硬度10、ステンレスは4~5です。
普通の時計はステンレスが多いですからメチャクチャ硬いですね。
どうりで全く傷がないわけです。

次回は最終回です。

山崎

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