TUDOR 2

機械の分解を行いました。

まず機械をケースから取り出します。

少しピンボケですいません。

文字盤のアップです。

表面に少しプツプツが出ていますが、実用上はほとんど目立ちません。
針の蛍光が所々カビています。

文字盤の裏側です。

文字盤の裏側は、殆どの時計でそうですが、このように未処理?風な感じに留めてあります。

少し見にくいですが、機械には Cal. 2546 の刻印があります。
TUDOR GENEVE とも刻印してありますが、この機械はおそらくETA社製だと思います。

テンプを外します。

昔の時計らしく、テンプの周囲にはバランス取りの小さなねじが沢山取り付けてあります。

複数の歯車を抑えているプレートを外します。

どの歯車も綺麗な状態です。

歯車を外し、さらにゼンマイが入った香箱を抑えているプレートを外して円筒状の香箱を取り出しました。

分解前にゼンマイの巻き上げ分を戻しましたが、意外にかなり巻き上げられていました。
おそらく、オイル切れのために隣り合うゼンマイどうしが強く擦れているのでしょう。

全部の部品です。

ここまでのところ、特に不具合は無そうで良かったです。
50年も前の時計なのにすごく頑丈な印象を受けました。

次は、問題の香箱です。
中がどのようになっているか楽しみです。

山崎

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