メルセデスベンツ W124 フロントガラス交換 3

いよいよガラスの取付けです。
が、その前にボディ側の接着剤を除去します。

削り粕が室内に落ちないように養生フィルムを張ります。

窓枠に残っている接着剤をカッターナイフで切り取ります。
本当は完全に取り除くのが良いのですが、大変手間が掛かりそうなのと、新しく塗布する接着剤の接着力に期待して大よそフラットになるところで良しとしました。

接着剤の除去が終わったところで窓枠にガラスを置いてみます。
このときガラスの下縁を受ける金属製のアングルを二つ、ボディのネジ穴に仮固定しておきます。
アングルは簡単に曲がるのでガラスの位置を微調整することができます。

こんな感じでガラスの複数個所に合わせマークを付けておきます。
ガラスの位置が決まったら、一旦ガラスを取り除き、ガラスと窓枠に夫々専用のプライマーを塗ります。
プライマーは次の接着剤を塗っている間に乾きます。

接着剤を塗布します。

接着剤は粘性が高いのでこのようにガンに取り付けて押し出します。
接着剤を絞り出しながらノズルの先を動かすのですが、ハンドルをかなり強く握らなければならずこれが結構難しい。
接着剤の幅を一定にするために自然に息も止まります。
思った以上に重労働で四辺塗り終えると腕が笑っていました。

今回、使った接着剤です。
車のウインドウガラス専用の接着剤で時間が経過しても弾力性を保ちます。
ガラスに塗るプライマーとボディに塗るプライマーがセットになっていました。
各プライマー用の刷毛まで付いていてネットで2,000円で購入。

合わせマークを見ながらガラスを定位置に置き、各辺を手で押さえてガラスを接着剤に密着させます。
ただし、ガラスの裏側周部には目隠しの黒いスクリーン処理がしてあるので、ガラスに接着剤が付いたかどうかは見えません。
ガラスを押した時の沈み具合で出来栄えを想像します。
今回は、もし再度の取外しが必要になったら等と考えたので、接着剤の量が少なかったかもです。
雨漏りしないと良いのですが。

数時間おいて使い残しの接着剤の硬化具合を確認し、ルーフと左右のAピラーのモールを取り付けます。
その後、ワイパーモータなどエンジンルーム内を復旧して作業終了です。

結局、2日掛かりました。
最後のガラスの取付作業はほんの瞬間技なのですが、ガラスの準備作業や周りの部品の分解作業に時間が掛かりました。
今回、作業途中の様子は沢山写真に撮っておいたので次回はもっと早くできそうです。
ただ、ちょっと心配なのが、ボディの接着剤を剥がすときに塗装まで削ってしまったことです。
プライマーを塗ったのですが、この先、錆びが進まないことを願うばかりです。

山崎
あみ知的財産事務所

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